パッカー車の由来と構造

パッカー車とはどんな車?

パッカー車というのは所謂ゴミ収集車の事です。毎朝、出勤途中にゴミを収集している光景を目にすると思います。塵芥車や清掃車等さまざまに呼ばれる特殊車両で、日本では車両後方よりゴミを放り込み回転する板で圧縮する機械式の収集車がもっとも多いです。
今回はそんなパッカー車について調べてみました。

パッカー車の名前の由来は?

パッカーの車と聞いて、まず思うのがパッカーが何語なのか?という事です。英語のようにも聞こえるのですが、諸説あるようです。
英語のpack(詰め込む)が語源というのが有力のようですが、アメリカではパッカーとは呼ばないようで、収集の様子を見ても詰め込むというより放り込むの方が合っている気がします。面白い説では第二次大戦後の復興時に進駐軍が持ち込んだpaccarというアメリカのトラックメーカーから来たという説があります。ゴミ収集車の歴史を見てみると、昭和26年頃東京ではロードパッカー車と呼ばれる収集車を試験的に導入、昭和30年代にはパックオール車と呼ばれるゴミ収集車を導入していたようで、ここから来たという意見もあります。

パッカー車の構造を調べてみました

パッカー車の構造には大きく分けて3種類あります。プレス式、回転板式、ロータリー式です。このうちロータリー式は積載能力が少ないので見る事は少ないので、プレス式と回転板式について調べてみました。プレス式は一枚の圧縮用の鉄板で投入口に放り込まれたゴミを押しつぶし圧縮しつつ、回転してさらに押しつぶしながら荷台の奥に押し込んでいきます。3種類の中で一番圧縮能力が高い機構です。回転板式は圧縮用と押し込み用の2枚の鉄板を持っていて、投入口のゴミを圧縮用の小さな鉄板で取り込みながら圧縮し、大きな鉄板で荷台奥で押し込みます。プレス式と比べると若干圧縮能力は低いです。なお、集めたゴミは処分場で排出しなければいけませんが、荷台内部にある押し出し板で排出するタイプと荷台がダンプカーのように上がるタイプがあります。この圧縮機構と荷台の積載機構は別々のパーツなので組み合わせはどちらでもOKなのだそうです。

パッカー車の積載能力は?

ゴミをどんどん飲み込んでいくパッカーの車ですが、いったいどのくらいゴミを積むことが可能なのでしょうか?パッカー車に架装されるトラックは2トンと4トンのトラックです。積載能力の車両の積載能力を超えないのですが、2トン車の場合は1トン~1.5トン程度になるようで、これ以上ゴミが積めなくなるほど収集すると過積載になってしまうからです。また、処分場では車両の計量をして搬入されたゴミの量を把握するのですが、過積載だと行政の指導が入るようです。これは、法令違反という側面もありますが、ゴミの排出方法が荷台が持ち上がるタイプだった場合に車両のバランスを崩してゴミの貯めるピットに車両ごと転落してしまう可能性があるからです。